gradation MARBLE(りさまま日記)

日記で振り返りと思考

マスクをちょっと外してみた、些細なルールを破ってみて飛躍する

帰り道、マスクを外してみた。

 

病院勤めだから、病院の建物と駐車場の間も

いち職員としての態度を見られているからと、その行き来もマスクをするように言われている。

 

何をイマドキ、と言った感じもあるが、病院に勤めているとぼーっとそういうもんだと思ってやってきたこと、たくさんある。

 

髪の色は明るくし過ぎない、きちんとまとめる

マニキュアは禁止

靴は白色、靴下は派手じゃないもの

病院内、終業中はマスク←new!!

 

仕事中はユニフォームだから、行き来の服もそこまでこだわりはなく、

サッと着替えられるものが便利。

(でもやっぱり着たい服を着たいから、ちょっと浮き気味ではある。)

 

ただちょっと残業で遅くなった駐車場への道。

11月も半ばに差し掛かり、すっかり暗くなって

なんとなくマスクを外した。

 

秋の澄んだ空気がすーーっと身体に入ってきて

あら、いい気持ち

仕事中のなんとなくうまくいかないモヤモヤを振り払ってくれるようで、なんか嬉しかった。

 

規則を破った

と言えば、大ごとだけれど

こんなに暗くて、誰も歩いていないところで、マスクを外そうがどうってことないわな。

 

クソまじめに生きてきて、信頼できる人、頑張っている人

と褒めてもらえたこともあれば

おもしろくない人

なんて言われたこともあった。

 

まじめさが私の取り柄だけれど、

まじめの中で生きていると、楽なようで楽じゃない。

誰かにいわれたこと、決められたことを守るのは大変なようで、実は楽なのだ。

 

そして、規則やルールって、人間社会の中で決められたことで

手間や面倒が少なくないように作られたものもあるだろう。

 

人間それぞれだもんね、価値観も考え方も違う。

外に出たら感染のリスクは限りなく低そうだけど

「病院の職員がマスクしないなんてなんてことだ!」なんて言われた名残で

未だにルールに縛られている。

その逆で

「いつまでマスクなんてやってるんだ!」って言われることもあって

全員を満足させる方法なんてない。

でもそこを、お互い様ね、とか、あなたはそれが辛いのねとか、

私はこれが大変なのよ

って言い合えたのなら、面倒なルールは減っていくのかもしれないね。

 

この世の中は「gradation」で「marble」だ。

白か黒じゃなくて、

白よりのグレー、黒寄りのグレー

も間にずらーーーっと滑らかに並んで

さらに色味だって幾重にも重なるのだ。

 

形だって三角、四角、丸だけじゃない

いびつな形も、整った形も、それはもう、何もかも複雑だ。

 

人だって「多様性」ってやつがあるっていうのに

同じ世界、社会でいきていかないといけない。

その上で決められたルール。

でもさ、ときには、誰にも迷惑をかけなければ

ちょっと破ってみたところに、新しい何かが見つかるのかもしれない。

 

天才とバカは紙一重だし

駄作もアートも微妙なところだ。

 

マスクこっそり外しただけでずいぶん飛躍した考えかもしれないけど

なんかちょっと可能性を感じてしまった瞬間だった。