娘の小学校で11月末に漢字のまとめテストがある。
もう2週間を切る頃には、膨大な量の漢字プリントが配られる。
ただ・・・
わが家の娘は普段の漢字ドリルの宿題ですら
「めんどくさい!」「うあわぁあああん」
と、ぶち切れながら取り組んでおり、
現状は、発狂レベルの大問題だ。
学校でがんばり、はしゃぎ、いいかっこしいの娘は
内弁慶の外では、気づかいする優等生さんとしてがんばっているらしい。
(先生との面談で聞いた時は、おいおい大丈夫か・・・?と思ったものだ)
その分自宅では、思いっきり甘えたおし、
学校ではおよそ見せたことのない踊り狂ったり奇声をあげたり歌いまくったりと
それは伸び伸びとしている。
学校から帰ると疲れ果て、宿題に取り掛かる前に
水戸黄門(最近のはやりだけどちょっと飽きてきた)を見て、
小さい頃に見ていた教育番組のおかあさんといっしょとか、一通り見ている。
(娘曰く小さい子が出ていてかわいいのだそうだ…が、昔のいい時を懐かしんでいる気もしないではない)
それから宿題となると、まーいい時間だ。
親としては食事の支度やら、お風呂に入るのやらバタつく時間。
親だって疲れているから、あまり悠長に穏やかにはいられない。
娘は漢字ドリルをとにかくノートに何回も書くのが大嫌い。
左利きで、よっととめ、はね、はらいも、なんとなくうまくいかなくて、苦手。
(文字って右利きのためにあるなあといつも思う)
ぱっと終わらないことへの忍耐力を、今はつけている時期なのだと思う。
そして、漢字テストの膨大なプリントの数々。
今日は日曜日の自己学習もあって、子どもにとっては、予測の立てづらい、大きな大きな壁に感じらるのだろう。
金曜日から地獄の始まり(笑)。
1日1枚A3のプリントにびっしり並んだ漢字の問題を解くのだ。
さすがにまずいと思ったのか、金曜日に少し取り組めた。
土曜日はほんのちょっと、さて日曜日、今日は???
娘といっしょに、テストまでの日程と、やりたい1日の枚数をいっしょに考えた。
今日頑張らないと、明日は学校の後なのにもっとがんばらないといけないことになる…
まずは、やってみよう…とりあえず手を動かすと
すでに地獄の漢字プリントを何度もやっていたおかげか、同じ漢字はすらすら書けるようになっていた。
それに気づいた娘は、ちょっと巻き返してきて、案外早く終われた。
なんならあきらめていた自己学習にも手が出せた!
ゴールの状態が見当たらないと、やっぱり大人でもしんどい。
予測がつかない子どもはもっとしんどいだろう。
まずは棒倒しのように、手を付ける、手を付ければいつかは終わりが来る。
そして、何度も繰り返すことで、どんどんできるようになる。
地獄は一気に楽しい時間へと変わった。
なんならお散歩まで家族とできたし、お掃除もできた。
いろんなことを学べて、地獄の漢字プリントも悪くはなかったのかもしれない。
親もしんどいことたくさんだが、それも学びの連続だ。
そうだ、子育ては学びの連続なんだよ…ありがたいことなのだよ
娘が来てくれて、本当にありがたいや