gradation MARBLE(りさまま日記)

日記で振り返りと思考

ガン末期、在宅療養をご支援した方のご報告をお聞きして、涙が出るくらいうれしかったな

昨日今日と嬉しいご報告をいただいた!

ガンの末期で、家に帰ろうか、緩和ケア病棟に行こうか迷うくらいの方。

覚悟を決めて自宅に帰るって、いっしょに頑張った方

すっごく調整するの大変だったけど、本当に帰していいのか悩みまくった!

だけど、昨日今日と訪問看護師さんから、たまたま他の要件でお話してたら

 

「○○さん、がんばってますよ、夕日の見えるお部屋で穏やかに過ごしています」

「○○さんお元気ですよ、遠くから来たお孫さんも来てくれて、いっしょにおいしいもの食べたんですって!」

 

なんか仕事中だけど、泣いてしまいそうになって…

いいも悪いも未来のことはわからなくて、みんな不安の中で本当に大丈夫だろうかって思ってたけど…

やっぱりお家がいいよねぇ、だっていろんな人生のストーリーがあるじゃない

一生懸命がんばって立てたお家だったり、家族が増えたり、いろんな出会いと別れと、人生のストーリーがいーーーっぱい詰まったお家じゃないか…。

 

そりゃ現実的に誰かのお世話がないと帰れないとか、お金がある程度ないとダメとか(自宅が一番おかねがかからないっちゃかからないんだけど・・・)

いろーんな課題があるし、怖くて不安でたまらないなら、病院や施設に頼ってももちろんいい。

正解は、その人とそのご家族にしかないし、その人とご家族にだってわからないことだよ。

この世界の誰一人だって、最期の先のことはわからないから。

だったら、思う存分やりたいようにしたらいい、できるのならさー!

 

そういえば、悲しい報告だけど

「○○さんが亡くなりましたけど、親族一同集まって、部屋の中に入り切らないきらないくらいのときもあったし、お友達にもお別れが言えたし、危篤になってからでも、家族恒例のバーベキューで、○○さんの側でお肉焼いて匂いかがせてあげたりしたんですって・・・・」

 

なんて、悲しいのに笑っちゃうような、意識がないのにお肉の匂いかがせてあげるなんて、絶対自宅じゃないとできないよねーーーーってことをやって最期を迎える方もいて、なんかじーーーんとして。

退院前に必死になって、退院の準備してくれた若い看護師さんにお伝えしたら、いっしょに泣いたよねぇ…。

こういう気持ちって、看護師さんのやりがいにもなるよなーと思うと。

 

ご報告をいただけて、頑張って良かったなぁ、大変だったけど、本当にうれしいなーーーって噛みしめる。

 

病院から、お家に帰りたいって気持ちをもって、覚悟を決めた時

そのお手伝いやきっかけを作ってあげられるのって、私たちなんだな・・・と思うと

心の帯をしっかり締めて、明日からもがんばろう!って思える。

 

誰かの役に立ちたい・・・

って思ってなった看護師。

まさか退院調整看護師になるなんて思っていなかったけど

父を68歳で癌で亡くしてから、私あの頃在宅のことなんて何にもわからなくて

流されるがままだったけど、今なら、今なら…

微力ながらもお力になれていることに幸せを感じている。

 

明日も、「最期を畳の上で迎えたい」って方がお家に帰れるように頑張る!!