ガンの末期がつく方の自宅退院調整が4人重なっている。
しかも今まで全員在宅でのサービスを使ったことがない。
なので、サービス調整全部フルベット(と私は呼ぶ)
(訪問診療、訪問看護、ケアマネさんなどなどとやりとり)
さらにさらに4人中2人は遠方でまったく見知らぬ土地
(日本国内だから日本語通じるのでそれはよかったネと思っておる)
その他にも、転院調整や普段の仕事、病棟からの相談・・・
正直・・・
ぎゃーーーー!となっている!!
退院調整をやってみて、一番しんどいのは在宅への退院だと思った。
在宅への退院は、連携する人が多いので混乱する。
誰に何を話したのか、だんだん怪しくなってくる。
患者さん、ご家族もだいたい初めてのことが多いし、未知の制度を使って、そして登場人物が多すぎて、だいたい大混乱。
なんていったって、病気を抱えて生活するだけで不安だし、ご家族にとっては自宅で病気を抱えている人を看病するのだ。
複雑な説明なんて、聞いていられやしない。
病気を抱えたまま自宅に帰る。
いつ痛みが出るかわらかないし、苦しくなるかもしれないし、動けなくなるかもしれないし。
いつ、どんなふうにどうなっていくのか
予想がつかないことばかりだから不安なのだ。
そんな中で、厳しい病状説明を聞いてまっさらな中で医療者から
「さてこれからどうしますか?家に帰りますか?」
なんて質問されてもえーーーー?!ってなって不安すぎるよね…。
最近じゃ自宅で看取りますか?どうしますか?
なんて、告知してすぐに聞かれて真っ白なところに退院調整してって言われて、切なくなることもある。
やー、早期退院、早期退院とプレッシャーはすごいけど、人間の心はそんな風にできてないし、時代が変わってもそんなに変わらないでしょ。
需要のプロセスとかは昔も今も違うんじゃないんだろうか…。
同じようなケースだからと言って、雑に扱いたくない。
結果として病院にいると「退院」がゴールですごくシンプル。
だけど蓋を開ければ十人十色だ。
丁寧にやっていきたいけど、かなり今はパンパンだ。
とくに遠方の人は顔が見えないからイメージしづらい。
間違えないように、注意して…とやりながらだと時間がかかる。
でもこれは言い訳よな。
その人の人生がよりよくあるように、残りが少ないものだとしても、私が何かできるわけじゃなくても、少しでも可能性のある良い方へ、とお手伝いしたい。
あーーーーでも明日は娘の誕生日なんよ――
がんばってこなすぞぉぉぉ涙目