gradation MARBLE

日記で振り返りと思考、退院調整看護師の呟き

退院調整看護師として働きだして1年。思うこととモヤモヤと来年やりたいこと

いくら私が看護師といえど、退院調整看護師になってからは患者さんの普段の様子を見られているわけじゃない。

 

確かに看護師だから、患者さんの様子を見たり、話をしたりする中でアセスメントして、体調だったり回復度合いだったり、何が問題なのかとか、解決しなきゃいけないこととかいろいろ頭に浮かぶ。

 

とはいえ、私は退院の時期とか、退院のゴールとかが一人で決められるわけじゃない。

正直、難しい。

やはりそれは、主治医と普段から看護している病棟の看護師とご本人、ご家族との中で決めていくべきだと思う。

だって、ほぼ記録中でしかしらない患者さんのことを、私がどうして決められるんでしょう?知ったかぶりもいい所、申し訳なさ過ぎるし、みんなに失礼だ。

 

たとえば、どんなサービスを足せば自宅に帰れるのか、家族の協力はどれくらいなのか?リハビリをしたら戻る見込みはあるのか、戻らないにしてもどれくらいベースをあげられるのか?

時間をかけてお互いを知っていくことや、関係構築をしているからこそわかることもあるのだ。

 

サービスや、どんな転院先があるのか、転院できる条件はどんなものなのか、それは私が知っているから、最初から私に丸投げしないで、いっしょに考えてほしいのだ。

 

ただ毎日の業務をこなせばいいのか?

私は病棟時代ずっと不安に思っていた。

 

こんな状態で家に帰れるの?

ご家族だって仕事もしているだろうに、何も支援しないで帰っていいの?

 

退院した後のことが、病院という箱の中でしか働いたことのない私には想像する力がなかった。

 

父がガンになって、たった1年だけど闘病生活を経て、病院の先生、看護師さん、退院調整の人にも、訪問看護さんにも、かかりつけ医に往診してもらったことも、ケアマネさんにも、たくさん助けられた。

 

介護保険の認定や見直しや、何を支援してもらっていたのかは、正直分からなかった。

父を失くして、病棟で数年働いて少しだけ、患者さん、ご家族の気持ちがわかるようになった。でも、具体的に何を支援すればいいのかわからない。

 

地域包括支援センターに異動になったのはその時だ。

父の介護をしていたあの時期、こんな大変な思いをさせないように、何かできないのか。それを考えていた。

その苦労をこのブログに綴ってみようと思って、はてなブログを立ち上げたけど、続かなかった。

あまり父とのいい関係じゃなかったから、長続きしなかったな、単純に、苦行だったから・・・

 

横にそれたけど、地域包括支援センターでの初日は、いきなり大海に放り出された稚魚のようだった。

病院という小さな世界から大海原に出たのだ。

同じ日本語を扱っているのに、聞きなれない単語ばかりで、外線なんてほぼとったことがなくて、1週間くらい電話に出られなかった。

マニュアルがあるようでなくて、先輩ケアマネさんの後ろに1,2週間ついてまわって、あとは一人でいってらっしゃい。前任者の保健師さんは産休ですでに院内にはいない。

聞いて、聞いて、聞いて、迷ったら聞いて、身体を動かして覚えるしかなかった。

私の15年ばかりの看護師経験なんて、本当になんだったんだろうってくらい、新人さんの気持ちがわかった。

でも、揉まれて揉まれていろいろ学んで、病院の外のこともわかるようになった。

 

その経験があってこその退院調整看護師だ。

病棟看護師としての目線もありつつ、在宅のことも少しながらも経験がある。

そんな目線で、病棟看護師さん達をサポートしていきたいし、退院後のことも見通して看護できたら、きっとやりがいがあって、楽しくなると思うヨ。

 

最初から聞こう、聞こうとするんじゃなくて、いっしょに考えられるような関係にしていきたいな・・・。

 

退院調整看護師としての1年がもうすぐ終わる。

幸いにも担当する病棟は同じ病棟、師長さんも変わらなかった。

もう少し、お互いが切磋琢磨できるように、より患者さん、ご家族が安心して退院できるようにやっていけたらいいよね・・・

なんて。

 

今日の感謝3つ

①ご丁寧にありがとうございます、とおっしゃってくださった、転院打診先の師長さんに声をかけていただいてありがたかった。こちらが申し訳ないことをしただけに、優しい言葉がけはありがたい。

 

②前にお世話になった療養病床のSWさん。お部屋の空きもあるみたいなので、すぐにとってくれそう。気になることも先回りして教えてくださってありがたかったなぁ

 

③ケアマネさんたちが忙しそうで、大変だけど、受けてくださったケアマネさんはそんなこと微塵に思わさず対応して下さって本当にありがたい…。